不自由な社会だ、『悲しい』くらいは自分で決めろよ

バナナマンのコント

 

「あのぉ今日、クレープ食べたんですけど。」

 

「いいなぁ」

 

「美味かったですねぇ……」

 

「うん」

 

「……。」

 

「え?それだけ?」

 

「なんですかそれだけって」

 

「いやもっとほら、話してよ」

 

「食べて美味かっただけですもん」

 

「別にそれはいいんだけどさ、じゃあさ、何味食べたのよ」

 

「そんなの知りたいですか?」

 

「まぁまぁ……まぁ知りたいよ」

「あと一人で食べたのか誰かと食べたのかとかさ」

 

「えぇ~……そんなの知りたいですか?」

 

「あとはどこの食べたかとか」

 

「えぇっと……それ知ってどうするんですか?」

 

「うん。お前しゃらくせえよ!」

「いいだろ会話なんだから!」

「なんで教えねえんだお前は利根川カイジの」

 

「ちょっと怒るのだけはやめてくださいよ」

 

「怒ったのは悪かったよ。」

 

「www」

「アップルシナモン味でした味は」

 

「おぉ~いいじゃん、なんか珍しいじゃんやっぱクレープはチョコバナナのイメージあるもんね」

「その調子その調子~」

 

「昼の豚丼高かったなぁ、豚丼って値上がりしたんですかね」

 

「クゥゥウレープの話わぃ!」

 

「なんですか!もう!大した話じゃないんだからいいじゃないですか!」

 

「……アップルシナモン味だっただろがい」

 

「はい?」

 

「お前が隠してた『味』結構面白かったじゃろがい」

 

「そうですかねぇ」

 

「誰と食べたんよ」

 

「たいしたことないですよ、彼女ですよ」

 

「いや彼ぁぁぁぁぁ女できたんかいや!」

「なにそれ!急に!」

 

「急じゃないよもう半年くらい交際してますよ」

 

「いやブログでいっっっっかいも彼女の話題でてないけど!?」

「久々のデートくらいブログの話題にしろ!してくれ!」

 

「毎日会ってますけど」

 

「わあああああああああああ!」

「なんじゃこりゃ……」

 

「明日明後日も会います」

 

「えぇ……」

 

「なのではやめに寝ますね、おやすみなさい」

 

「えぇ……」

「おやすみ……なさい……。」

「お幸せに……」

 

 

☆お幸せに……‼