狂夏

夏の合いの手

 

夏に合いの手をしてほしい。

 

気が狂いそうだ。

 

冷水にカラダを浸けていたい。

 

四肢をうごかすたび氷のカラカラという音が涼しげに鳴る。

 

風鈴なんか目じゃないぜ。

 

夏が泣いて、合いの手をしてくれ。

 

今日はもうなんか理論とか筋道とか考えたくない。

 

明日試験だし。

 

ねぇ、夏、連れてってよ。

 

 

☆夏は黙ったまま────。