甘い涙
甘い涙
「さみーーーー!!」
「おい、そんなこと言うな。仕事しろ。」
「ごみ拾いなんてそんな集中しなくてもできるじゃん!」
「そういうことじゃなくて。」
「別にいいじゃん~!だって寒いでしょ?」
「寒いとかじゃなくて俺は、女の子がそういう言葉遣いするの嫌いなんだよ」
「うへー、うるさ~」
はぁ、言っても分かんないんだから。サクラと一緒にいると必要以上に疲れる。……というかほんとに寒いな。たしかニュースであったなぁ、今日は観測史上一番寒いって。まぁもう過去の観測なんて意味ないけど。
「ねぇー!これ、どうしたらいいー?」
サクラの指さす方向を見ると大量の紙幣が落ちていた。ざっと……いくらだろう。これほど大量な紙幣を見たことがなかったので推測がむずかしい……。一億円はゆうに越えてる量が落ちている。
「んー、基本は旧世界のお金は一度持ち帰って監査班に渡すんだけど……。この量持ち帰るのは大変だから監査班にこの場所教えてそれで処理してもらおう。」
「りょーかーい。」
監査班には長い付き合いのタケダがいる。いまやタケダは監査班内でも偉くなってしまったが最後までやるのめんどくさくなっちゃったからネタバレするけどサクラはもう死んでて主人公の娘。この世界は新世界。でもないか新世界を作ろうとしてる時期だから中世界かな。
ちなみに寒いんだけどこれ夏なんだよね。新世界では逆になってるっていう。
だから甘い涙。
こんなの毎日更新のブログでやろうとすんな。日記しろ。