「思い」「出す」とはあの時言えなかったことを言うことではないのか。

 

レトロだかメトロだか

 

「ビタミンチャージ系好き?」

 

「うんうん。ちょっとたかいけどね」

 

「まぁね。」

「いざって時飲むのよ。」

 

「ほう。いざ?」

 

「ちょっと大事な日とかさ。」

 

「結婚式的な?」

 

「さすがにビタミンチャージじゃ乗り越えられなくね?」

「そこまで万能じゃねえだろうな。あいつも。」

 

「ビタミンチャージ系ってあれ?炭酸のとか?」

 

「あーうん。でもウイダーみたいなゼリーのやつが一番好き。」

 

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」

 

「え?藤原竜也?は?」

 

「超わかる」

 

「え?なんで竜也?」

 

「わかるわ~」

「うんうんアレ美味いよ~」

 

「……うっそコレ逮捕できないの?現行犯なのに」

 

「風邪ひいたときとか最高じゃない?」

 

「いいね~!体に負担ゼロで入ってくるもんね」

「食欲無くてもイケるよね」

 

「……風邪ってさなんなの」

 

「ん?」

 

「病名?」

 

「病名で……あれ?え病名じゃない?さすがに」

「だってお医者さんとか言うじゃん」

 

「あぁ言うね。」

「あ~、骨折ですね」

 

「おい。」

「ベタだねえ」

 

「wwいいだろw」

 

「最近暑かったり寒かったりするから体調崩さんといてな。」

「風邪で思い出したけどさ」

 

「なんか保護者みたいなこと言いますね。」

 

「まぁお前が可愛くて仕方ないからねえ」

 

「いやイメージ的には一、二年差ぐらいでしょ」

 

「高校生のお前に話してる時もあるけどね。」

 

「えぇ大変だなぁコッチ」

 

「Let it goでいいよ」

 

「急に古い感じの出してきたな。高校生ぐらいの時期の」

 

「ふふふ。チョベリグでしょ?」

 

「いや古すぎない?」

 

「ちょっとナウいヤングすぎた?」

 

「あぁもうめんどくせーや」

 

「あぁごめんて」