しゃかりきコロンブスってマジでなんだ

雑踏という言葉はセンスがいい

 

「今日新宿行ったんですけど」

「新宿てどんなイメージですか」

 

「新宿?なんか都会……っていうか人がわんさかいるってイメージ」

「あとは海外の方もたくさんいるよね」

 

「はいはい」

 

「あと新宿駅複雑だよね」

「でかいし色々遠い」

 

「大体そんなもんすよね」

 

「うん」

 

「でも実は新宿にも面白い一面あるのよ」

 

「なによ」

 

「あなたねもし新宿でカフェ開くならなんて名前で開きます?」

 

「えー急だなぁ……うーんちょっとオシャレな感じが合うよねぇ」

「『あっども、カフェやってますけど』とかかなぁ」

 

「いやそれオシャレか?GReeeeNのアルバムタイトルみたいになってっぞ」

「不正解ですね」

 

「別に正解不正解ないでしょ」

 

「実在するから」

 

「じゃなんなのよ」

 

「珈琲の人と書いて『珈人』よ」

 

「珈人!」

「泥臭いパワーを感じるな」

 

駅ナカにある店でさ入りたくなっちゃったよ」

「ま駅ナカつっても駅デカいんだけどね」

 

「新宿やるな」

「ユーモアがあるね」

 

「でしょ見直したよ新宿を」

「ラーメン次郎ってあるじゃない」

 

「めちゃくちゃ盛るラーメン屋さんね」

 

「snowとtiktokで」

 

「盛るの意味違いますけども」

 

「まぁその次郎のインスパイア店みたいなのが地元にあってさ」

「今日食べてきたよ」

 

「おお、どうなの食べきれるの?」

 

「ギリ食べきれる」

「てかねあれ量が問題なんじゃなくて『濃さ』が問題なのよ」

 

「濃さ」

 

「そう。油の濃さとか味の濃さとか」

「そことの勝負だから」

 

「今日は勝ったんだ」

 

「うん」

「半年に一回どうしても食べたくなるんだよね」

 

「じゃあ次は……12月6日に食べるんですね」

 

「いやごめんそんな正確にじゃないよ」

 

「あら~」