俺は誰かん家で夜グダグダ過ごすのが一番好きだ、一番だ
迷宮入り事件
「もうほんと夏じゃん」
「うん、あっついよね」
「俺夏好きじゃん」
「うん、夏田舎青春ね」
「そうそれ」
「それいつぐらいから言ってんだろ」
「えーでも小学生ぐらいから夏の風景・景色好きだったよね」
「『夏』の心はあったね」
「田舎と青春かぁいつだろ」
「時かけとか好きだったし青春も結構はやめにあった気がする」
「じゃあ田舎だ」
「そうだね田舎いつ好きになったかな」
「中二の農村体験は?」
「あぁアレで色濃く好きになったかも」
「俺が行ったとこ、段々畑があったんだけどさ」
「段々畑……あのレゴで作った山みたいにカクカクした層に分かれた畑ね」
「そうそうw言いえて妙」
「でさそこでもうど田舎で人なんて全然いないとこだからさ、軽トラの荷台に乗せてもらって班員とGReeeeNとか『夏色』とか歌ったんよ」
「一面の緑の畑とひっろい青空がすっごい気持ちよかったのが始まりかもなぁ~」
「あれ原風景だよな」
「でね」
「違うんだよ夏田舎青春もいいんだけど」
「おう?」
「今日ホタル見に行きまして」
「えぇ~いいなぁ」
「いいでしょ夏の風物詩」
「生物園で見たんですけどまぁぁ綺麗よ」
「綺麗だろうねえ」
「うん。ほんとにね、光なの」
「あの蛍光灯とか懐中電灯とか今や文明のおかげでそこら中に光があるじゃん」
「うん」
「もうその光り方そのまま」
「ホタル移植して街灯とか作ってんの?ってくらいマジで光そのもの」
「綺麗だなぁ」
「でねそれが動くわけじゃんホタルだから。あとは光が点滅とかするわけ」
「なんかその儚げな感じもいいんよ」
「えらいハマってんな」
「今後人生の長期的な目標として自然のホタルを見たいっていうのできましたね」
「おぉもうオーロラ的な存在なんだ」
「割と的を射てるかも」
「それこそ中二の時ホタル見に行かなかった?」
「もうその話はやめてもらっていいですか?」
「wwは?なんでよ」
「中二の時のホタル見に行った話はごちゃごちゃするんで」
「どゆこと」
「もうほんと今度話します」
「なに」
「複雑なんですよ」
「一言でいえばムーミンです」
「全然意味わかんないけど」
「それは僕のセリフです」
「えぇなんなの、こりゃ何かあるな……」
☆その話はまた今度……‼