モヨウガエ=シタイナー=イツデーモ
エビ・甘エビ・イカエビ
「この前屋台で焼かれたイカ食べたんですけど」
「うん」
「もうあれエビですね」
「おう?」
「まず鉄板で目の前で焼きたてなんですよ、だからめちゃ柔らかいんです」
「ふんふん」
「だからまず食感がエビなんですよ」
「はいはい」
「でイカもエビも海鮮でしょ?」
「だから奥底にある磯の香りが共通してるんですよ」
「あーなるほど?」
「あと他の屋台でエビも売られてて、それを視界にとらえてたんで脳がエビの脳になってたっていうのもありますよね」
「いやそんなのあり?」
「すげえ美味かったなぁ、また食べたい」
「いいなぁ」
「寿司屋とかでイカとかまぁぁ頼まないんですけど、高い寿司屋とかだとやっぱイカうまいんすかね」
「やっぱそうじゃない?」
「でも結局他のネタもランクアップしてるし相対的に見たらイカのカーストは下のほうなのかなぁ」
「そうかもねえ」
「寿司カーストはまぐろサーモンあたりが完全に牛耳ってますもんね」
「まぁねぇ」
「久々に寿司食べたいなぁ」
「うん」
「あぶりサーモンとか好きなんですよ」
「おーいいよね」
「甘くて美味しいのよ」
「まだ子供舌って感じがして恥ずかしいけどね」
「まぁね」
「ねー。」
「……。」
「おい今日相槌しかしないな!」
「熱中症かおい」
「お前のセリフ全部抜いても成立するぞ今日!」
「……。」
「まぁねー」
「あ、だめだこいつ安易に逃げてるわ」
「ww」
「ちょっと言い方キツイですよ」
「いやいやなんで今日は相槌ばっかなのよ」
「自分の意見はないのか」
「なんかこの人よく喋るなぁって……」
「今更!?」
「そのフェーズ一か月前に済ましといてくださいよ」
「明日ラジオやるのかな」
「おぉ急に」
「やるんじゃない?やるよ」
「またよく喋るんですね」
「そんな言い方なくない?」
「ラジオなら尚更そういうもんだし」
「冷やかしに行きますね」
「よしお前絶対来んなよ」